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特集 泌尿器科検査のここがポイント
K 超音波検査
超音波穿刺術
超音波穿刺術
Q72 超音波穿刺の際,穿刺針の先がよく見えない場合の対処の実際を教えてください。
Ultrasonography guided puncture
久米 春喜
1
Haruki Kume
1
1東京大学医学部泌尿器科
キーワード:
腎囊胞
,
水腎症
,
穿刺
Keyword:
腎囊胞
,
水腎症
,
穿刺
pp.279-281
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102008
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要旨 腎病変(水腎症,腎囊胞)を中心に述べる。体位は腹臥位とする。ただし,腎瘻造設の場合,側腹部からのアプローチも考慮する(腸管の損傷に注意する)。皮膚を数mm切開し,超音波ガイド下に穿刺,造影して位置を確認する。腎囊胞の単回薬剤注入でも,穿刺針をsingle-Jなどに入れ替えておいたほうが無難である。1回目の穿刺が最も条件がよく,2回目以降は,より条件が悪い,ということを肝に銘じるべきである。穿刺針の先がよく見えなくなったときは,プローブや穿刺針を少し内側にずらす,穿刺針を軽くつっつくなどすることで見つけることができる。いずれにせよ頻回の穿刺は臓器の損傷につながるので,1人でねばらずに術者交代の勇気も必要である。
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