徹底分析シリーズ 血管穿刺:より確実に よりスマートに
今,血管穿刺はブラインドから超音波ガイド下へ—とは言え,どちらのスキルも欠かせない
渡部 達範
1
Tatsunori WATANABE
1
1新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院 麻酔科
pp.374-377
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201953
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血管穿刺は薬物の投与,輸液・輸血による循環血液量の補正や貧血の改善,高カロリー製剤の投与,動脈圧や中心静脈圧などの測定を行うために必須の手技である。特に全身管理を行う麻酔科領域では基本中の基本手技である。穿刺法に関しては解剖学的な知識をもとにしたブラインド穿刺が広く行われている。しかし近年,特に中心静脈穿刺においてはブラインド手技に代わって超音波断層像を用いる超音波ガイド下手技が推奨されている。
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