徹底分析シリーズ 最近の薬物療法—トレンドをざっくりアップデート
抗てんかん薬—実臨床における薬物選択の考え方
岩崎 真樹
1
Masaki IWASAKI
1
1国立精神・神経医療研究センター病院 脳神経外科
pp.172-176
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201589
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てんかんおよびけいれん発作(コラム1)は,救急や初期診療でよく遭遇する疾患であり,特に最近では高齢発症てんかんや非けいれん性てんかん重積nonconvulsive status epilepticus(NCSE)などが注目され,てんかん・けいれん診療に対する関心が高まっている。「新規抗てんかん薬」は十分に普及し,すでにその言葉自体が古くなっていると言えよう。
本稿では,成人てんかんを専門的に診療する立場から,抗てんかん薬の選択や治療にあたっての考え方を,私見を交えながら述べる。
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