徹底分析シリーズ 最近の薬物療法—トレンドをざっくりアップデート
精神科領域における最近の薬物療法の動向—新薬・適応拡大・投与法の進歩
功刀 浩
1
Hiroshi KUNUGI
1
1国立精神・神経医療研究センター神経研究所 疾病研究第三部
pp.166-170
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201588
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精神疾患の本態はいずれも不明なものが少なくないが,新たな薬物の開発や適応拡大,薬物動態を考慮した投与法の工夫など,ゆっくりではあるが進歩を遂げている。
本稿では,抗うつ薬,抗精神病薬,睡眠薬,多動性障害治療薬,節酒薬などの最近の主な進歩について概説する。特に,麻酔科領域と関連性の深いケタミンの抗うつ効果については若干詳しく述べる。
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