徹底分析シリーズ 呼吸器疾患患者の周術期管理
間質性肺炎—管理のポイントを押さえ 急性増悪のリスクの低減を図る
石川 晴士
1
Seiji ISHIKAWA
1
1順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座
pp.848-851
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200942
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間質性肺炎と診断された,もしくはその疑いがある患者に手術室で遭遇することは決して珍しくない。無事に麻酔や手術を終え,間質性肺炎を急性増悪させることなく周術期を過ごすには,どのような管理が必要なのだろうか。
本稿では,まず間質性肺炎の疾患概念を示し,これに含まれる各種疾患を整理し,特にその中で予後が悪いとされる特発性間質性肺炎に注目し,望ましい周術期管理のあり方について述べる。
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