Japanese
English
連載 呼吸機能障害を来す病態の画像・8
急性経過の間質性肺炎(急性増悪を含む)
Acute Progress Interstitial Pneumonia(Including Exacerbation)
新田 哲久
1
,
高橋 雅士
1
,
園田 明永
1
,
大谷 秀司
1
,
永谷 幸裕
1
,
村田 喜代史
1
Norihisa Nitta
1
,
Masashi Takahashi
1
,
Akinaga Sonoda
1
,
Hideji Otani
1
,
Yukihiro Nagatani
1
,
Kiyoshi Murata
1
1滋賀医科大学放射線医学講座
1Department of Radiology, Shiga University of Medical Science
pp.776-785
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102540
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はじめに
間質性肺炎とは,肺の間質(肺胞腔を支える肺胞壁の間質を狭義の間質とし,その他の気管支血管周囲,小葉間隔壁および胸膜などの間質を広義の間質とする)を病変の主座として炎症が広がり,しばしば肺線維症を起こしてくる病態とされている.急性経過とは,一般に日や週単位に進行する病変を意味する.間質性肺炎の原因は,不明なもの“特発性”と明らかなもの“二次性”がある.それぞれ急性から亜急性の経過をたどる病態が存在する.“特発性”と“二次性”の間質性肺炎の鑑別は難しく,診断には臨床,画像,病理の総合討論が重要である.
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