症例検討 血液疾患患者の麻酔
再生不良性貧血aplastic anemia—いつもどおりの麻酔管理を血液内科・外科医との連携も
新垣 かおる
1
,
神里 興太
1
,
垣花 学
1
Kaoru ARAKAKI
1
,
Kota KAMIZATO
1
,
Manabu KAKINOHANA
1
1琉球大学医学部生体制御医科学講座 麻酔科学分野
pp.622-626
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200891
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
20歳の男性。身長170cm,体重57kg。原因不明の肝炎に罹患後,再生不良性貧血を発症し,シクロスポリンと抗胸腺細胞グロブリンanti-thymocyte globulin(ATG)で治療を受けていた。通院中にめまいのため階段で転倒して右脛骨・腓骨骨折し,観血的整復術が予定された。ヘモグロビン(Hb)値8.5g/dL,好中球数950/μL,血小板数2.5万/μLであった。
Copyright © 2017, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.