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■■■日の短いときこそお祭りを
ドイツには日本にはない季節のイベントがたくさんあります。これらのイベントは,特に秋から春にかけての日照時間が短く寒い時期に集中している印象です。ドイツは夏時間を採用していることもあり,夏至の頃には夜の10時過ぎまで明るいので,いまさら無理に(?)お祭りをしなくても,遅くまでお店や家の庭でビールを飲んだりバーベキューをしたり,子供たちは外で遊んだりと,それぞれが思うままに勝手(?)に楽しく過ごせるからなのかもしれません。
さて,2月から3月にかけての大きなイベントといえばKarnevalです。日本語で「カーニバル」というと“リオのカーニバル”が有名です。また,カーニバルは「お祭り」とも訳されるので,お祭り一般,場合によっては町内会の盆踊りなんかを想像されるかもしれません。しかし,ドイツを含めたキリスト教圏のKarnevalは“謝肉祭”のことです。ドイツでKarnevalが最も盛んな地域は,ケルンを中心としたRheinland地方であり,私が住んでいるボンも含まれます。ケルンのKarnevalの様子は,最近ではインターネットでも写真付きで紹介されているようなので,知っている方もいるかもしれませんが,私自身はドイツに来るまで,その存在すら知りませんでした。
今回は,このKarnevalを紹介します。ただし,ドイツのKarnevalにも地域差があるようですし,私はキリスト教徒でもなく,聖書の内容はもとより,キリスト教にまつわる祭日やその起源についての知識はありませんので,あくまでも私が体験したRheinland地方のKarnevalという“イベント”についての観光ガイド的な内容です。宗教的な本格的なご指摘やツッコミはご勘弁ください。
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