連載 知識をいかに体系化するか
—英語をどう考えるか⑪—日本語と外国語:文字と言語と文章教育
諏訪 邦夫
1
1帝京短期大学
pp.198-199
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200140
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日本で使われている言語が遠い将来に大幅に英語に置き換わるとして,順序はどうでしょうか?文字が先でしょうか,話し言葉が先でしょうか。現在,文字のカタカナ化がゆっくりと進行しているのは間違いありません。一方で,中国語の変化はのろいはずで,何しろ10億人を大幅に超える人たちが使っており,特に中国の文字はゆっくりしか変わりません。日本語は中国語と比較すると使用している人口が少なく,話し言葉の変化が先行して,文字の変化は後からだと推測します。
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