連載 昼下がりの薬膳 食・薬・医
ロコモティブシンドロームと栄養:食事からのカルシウム摂取の重要性
鈴木 礼子
1
1東京医療保健大学医療保健学部 医療栄養学科
pp.986-987
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200027
- 販売していません
- 文献概要
- 参考文献
「ロコモティブシンドロームlocomotive syndrome(運動器症候群)」とは,「運動器の障害による要介護の状態や要介護のリスクの高い状態」と,日本整形外科学会が2007年に提唱したものです。
生活習慣病としてよく知られている糖尿病や,日本人の主要な死因であるがん,循環器疾患などについては,病気の知識や予防情報について普及しつつありますが,「運動器の障害で要介護となる恐れ(ロコモティブシンドローム)」の認知度は高くないように感じます。しかし,世界に類をみない勢いで高齢化が進む日本においては,要介護者の割合をいかに減らすかが大切で,ロコモティブシンドロームの予防対策はとても重要です。
Copyright © 2014, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.