海外研修報告
ABCD sonography発足へ向けて:デンマークUSabcd講習会参加体験記
田中 博志
1
,
田中 友美
1
,
鈴木 昭広
1
1旭川医科大学病院 麻酔科・救命センター
pp.1000-1002
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200001
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日本の麻酔科医にとってsonography(超音波)といえば,経食道心臓超音波や超音波ガイド下末梢神経ブロックが広く浸透しています。しかし,「麻酔科医が得意とする気道,呼吸,循環などに対して,もっと手軽に超音波を利用したい!」というコンセプトで,第三の超音波分野として,麻酔・救急・集中治療に携わる者が集まり,2014年にAirway Breathing Circulation Dysfunction of central nerve system and Deep vein thrombosis(ABCD)sonographyを発足することになりました。日本は世界中のCTの1/3が集まる放射線画像大国なのですが,急性期医療での超音波の利用は,実は海外のほうが進んでいる,ともいえます。そこで今回,ABCD sonographyの発足に携わる13名が集い,同様のコンセプトを展開しているUSabcdワークショップを視察するため,デンマークのコペンハーゲンに出かけました。
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