Scramble Zone
デンマーク王国海外研修体験記―福祉先進国で学んだこと
佐竹 由香里
1
1船橋市立看護専門学校
pp.1016-1020
発行日 2009年11月25日
Published Date 2009/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101341
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はじめに
本校では,海外の保健・医療・福祉の現状を視察し,広い視野を持ち,国際感覚を身につけた看護職者の育成を図ることを目的として,2005年度から海外研修が取り入れられている。初回は船橋市の姉妹都市であるデンマーク王国のオーデンセ市とロンドンが研修先に選定され,2回目(2006年度)からは,ロンドンは除かれ,オーデンセ市のみでの研修になった。海外研修は学校のカリキュラム上では,在宅看護論1単位(30時間)として規定されている。
私は学生として4回目(2008年度)のデンマーク海外研修に参加した。事前学習から現地での施設見学,事後学習を通じて,デンマークの医療・福祉を日本の医療・福祉の現状と比較し考察することで,視野を広げることができたと考えている。本稿では,入学前から研修修了後の海外研修に対する想いや学習の実際,学びや感想を中心に報告する。海外研修のスケジュールは表の通りである。
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