徹底分析シリーズ 冠攣縮
血管平滑筋収縮・弛緩の分子機序―収縮ネットワーク機構に介入する弛緩因子と過分極
柳澤 輝行
1
Teruyuki. YANAGISAWA
1
1東北大学大学院医学系研究科 分子薬理学分野
pp.742-747
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101888
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血管の収縮拡張機能(血管運動)は,生命維持に必須の循環器系で枢要な役割を果たしており,血液・内分泌系,神経系,オータコイド*1,局所血流需要,代謝性因子や血管内皮・平滑筋細胞自身によって,巧妙に調節されている1~3)。
本稿では,これまでの知見を整理し,血管平滑筋の弛緩機序を収縮機序とともに考え,研究と診療の方向性を示したい。
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