症例検討 超音波ガイド下末梢神経ブロック(初級編)
股関節手術における大腿神経・外側大腿皮神経・閉鎖神経ブロック―ハイリスク患者の術後鎮痛を含めた麻酔管理
渡辺 邦太郎
1
WATANABE, Kunitaro
1
1杏林大学病院 麻酔科(現 至誠会第二病院 麻酔科ペインクリニック科)
pp.754-758
発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101584
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症例
87歳の男性。身長161cm,体重48kg。介護施設にて転倒。右大腿骨転子部骨折の診断でガンマネイル手術が予定された。合併症として,慢性閉塞性肺疾患に対し,在宅酸素療法中。高血圧に対してバルサルタン20mgを内服しているが,コントロール不良で収縮期血圧が160~180mmHgであった。また,入院時,心エコー図検査にて中等度の大動脈弁狭窄症(弁口面積0.8cm2)を認めた。胸部症状は認められない。
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