症例検討 癌治療と麻酔
胸部食道癌―術前補助療法と手術に耐えられるか 周術期には術前から十分な輸液を
大幸 宏幸
1
DAIKO, Hiroyuki
1
1国立がん研究センター東病院 食道外科
pp.280-282
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101484
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
67歳の男性,身長170cm,体重55kg。胸部食道癌。20年前に胃潰瘍で胃切除(詳細不明)。術前補助化学放射線療法として,フルオロウラシル(5-FU)/シスプラチン+35Gyが施行されている。Hb 10.2g/dL,CCr 50mL/min,BUN 22mg/dL,Cr 1.3mg/dL。最近,ときどき頭がボーッとすることがある。開胸開腹胸部食道亜全摘+結腸再建+頸部郭清術が予定された。
Copyright © 2012, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.