症例検討 癌治療と麻酔
胸部食道癌―dry sideの輸液管理だけでは時代遅れ case by caseの対応が必要になる
本田 完
1
HONDA, Osamu
1
1新潟医療生活協同組合 木戸病院
pp.274-278
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101483
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症例
67歳の男性,身長170cm,体重55kg。胸部食道癌。20年前に胃潰瘍で胃切除(詳細不明)。術前補助化学放射線療法として,フルオロウラシル(5-FU)/シスプラチン+35Gyが施行されている。Hb 10.2g/dL, CCr 50mL/min, BUN 22mg/dL,Cr 1.3mg/dL,PaO2 74mmHg。最近,ときどき頭がボーッとすることがある。開胸開腹胸部食道亜全摘+結腸再建+頸部郭清術が予定された。
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