症例検討 モニタリングのトラップ
―膀胱全摘術中の中心静脈圧の急激な低下―その「異変」は本当に出血か? 診るべきはモニターではなく患者である!
末盛 泰彦
1
,
瀬戸口 秀一
1
SUEMORI, Yasuhiko
1
,
SETOGUCHI, Hidekazu
1
1国立病院機構九州医療センター 麻酔科
pp.1116-1118
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101384
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症例
64歳の男性。膀胱癌に対し膀胱全摘・回腸導管術が予定された。硬膜外麻酔併用全身麻酔とした。麻酔はセボフルラン,酸素,空気で維持し,0.5%ロピバカインを45~60分おきに4mLずつ追加投与した。基本モニターに加え,動脈カテーテルと中心静脈カテーテルを挿入した。
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