症例検討 脊髄くも膜下麻酔~だから脊麻はすごい,だから脊麻はこわい~
―脊髄くも膜下麻酔の起源と発展―過去に学ばざる者脊麻をするべからず
柴崎 敬乃
1
,
近江 禎子
1
SHIBASAKI, Yukino
1
,
OMI, Sachiko
1
1東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座
pp.986-990
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101358
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脳脊髄液(CSF)の発見から約250年。脊麻にまつわるパイオニアたちと出来事について,麻酔科学史全般と少々の日本史的要素を加えて,年表にまとめた(表1)1~5)。Corningによる命名とされている“spinal anaesthesia(脊髄くも膜下麻酔法)”は,19世紀末から20世紀半ばにかけて急速に発展したことがわかる。
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