症例検討 食道手術の麻酔
食道裂孔ヘルニア―脳性麻痺患者の麻酔では,保護者のいう“いつもの状態”を保つ
伊奈川 岳
1,2
INAGAWA, Gaku
1,2
1神奈川県立こども医療センター 麻酔科
2現 横浜市立大学附属病院 麻酔科
pp.624-627
発行日 2011年6月1日
Published Date 2011/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101270
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症例
10歳の男児。体重18kg,身長110cm。脳性麻痺・てんかんがあり,側彎症を認める。最近,嘔吐と反復する肺炎を認めるようになった。食道胃造影検査を行ったところ,滑脱型食道裂孔ヘルニアと診断された。保存的に治療されていたが,頻回の誤嚥性肺炎を認めるため,腹腔鏡下噴門形成術が予定された。
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