特集 腹腔鏡下噴門形成術―新技術認定制度に向けて
巨大食道裂孔ヘルニアにおける食道裂孔縫縮時の補強
川谷 慶太
1
,
黒部 仁
1
Keita Kawatani
1
,
Masashi Kurobe
1
1東京慈恵会医科大学外科学講座小児外科
pp.42-44
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000690
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はじめに
食道裂孔ヘルニアを伴う胃食道逆流症に対する腹腔鏡下手術は,小児外科領域においても広く普及している。食道裂孔の縫縮は通常は単純縫縮であるが,裂孔が巨大な場合,縫縮に緊張がかかり,再発のリスクが高くなる。成人領域ではメッシュを用いた補強の是非に関する論文が多数報告されているが1~4),小児外科領域では少ない5~7)。
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