連載 麻酔科医のための3D解剖学講座
2時限目―腕神経叢ブロック 鎖骨上・鎖骨下アプローチ
大橋 一郎
1
,
大塚 愛二
2
1国立病院機構岡山医療センター 麻酔科
2岡山大学 人体構成学
pp.242-247
発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101168
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前回の腕神経叢ブロック斜角筋間アプローチに引き続き,鎖骨上・鎖骨下アプローチについて解説する。この部位でのブロックでは,腕神経叢と鎖骨,第一肋骨および胸膜,鎖骨下(腋窩)動・静脈との位置関係を理解しておくことが重要である。また,この部位で腕神経叢はダイナミックに分枝,集束を繰り返して終末枝を形成する。それら分枝の位置と支配領域に関する理解も必要である。
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