連載 麻酔科医のための3D解剖学講座
1時限目―腕神経叢ブロック―斜角筋間アプローチ
武田 吉正
1
,
大塚 愛二
2
1岡山大学病院 麻酔科蘇生科
2岡山大学 人体構成学
pp.138-145
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101138
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斜角筋間アプローチは,肩から上腕の手術で主に使用される局所麻酔法である。尺骨領域に若干効きにくいことが許容されるなら,前腕の手術にも適用可能である。守備範囲が広く,気胸を起こす危険性が少ないため,広く施行されてきた。
本稿では斜角筋間領域の解剖と,斜角筋間アプローチで発生しうる合併症の解剖学的根拠を解説する。
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