徹底分析シリーズ 病的肥満の治療と麻酔
病的肥満の外科的治療―リバウンドもなく体重減少効果は大!でも,美容のためではありません
笠間 和典
1
KASAMA, Kazunori
1
1四谷メディカルキューブきずの小さな手術センター 減量外科
pp.116-120
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101132
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病的肥満に対する外科手術は日本ではまだ多くは行われていないが,欧米では最も多く行われている手術の一つである。その目的は,肥満に起因する合併疾患の改善,生活の質(QOL)の改善,生命予後の改善であり,美容を目的とはしない。
手術リスクが高いと考えられる肥満外科手術であるが,熟練した外科医が専任のチームとともに適切な施設で行えば,安全に施行できる。
糖尿病などの生活習慣病に高い治療効果があり,今後の発展が期待できる分野である。
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