症例検討 管理に悩むリスクがある患者の麻酔2
脳梗塞による不全麻痺がある患者の直腸癌手術―周術期の脳梗塞再発を防ぎつつ外科医と患者が満足する麻酔を目指す
菅原 昭憲
1
,
高須 昭彦
1
SUGAWARA, Akinori
1
,
TAKASU, Akihiko
1
1大垣市民病院 麻酔科
pp.42-45
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101116
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
67歳の男性。身長168cm,体重58kg。直腸癌に対して低位前方切除術が予定された。1年前に脳梗塞を起こし,現在も左上肢に不全麻痺がある。頸部超音波検査で右内頸動脈に90%,左内頸動脈に75%の狭窄が発見された。血圧160/96mmHg,心拍数66bpm。
Copyright © 2011, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.