症例検討 管理に悩むリスクがある患者の麻酔2
腎機能低下患者の膵頭十二指腸切除術―手術侵襲を抑制し,腎血流を十分に保つ管理をしたい
吉田 光剛
1
YOSHIDA, Mitsuyoshi
1
1倉敷中央病院 麻酔科
pp.46-49
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101117
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
47歳の男性。身長162cm,体重55kg。高度の黄疸を発症し,膵頭部腫瘍が発見され,膵頭十二指腸切除術が予定された。6年前から高血圧があり,バルサルタンとフロセミドを服用している。多発性囊胞腎があり,血清クレアチニンが3.0mg/dL,クレアチニンクリアランスは22mL/minである。
Copyright © 2011, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.