症例検討 管理に悩むリスクがある患者の麻酔1
ASを合併した高齢者の大腿骨頸部骨折手術―心保護と早期離床を目指した麻酔管理
河野 崇
1
,
横山 正尚
1
KAWANO, Takashi
1
,
YOKOYAMA, Masanao
1
1高知大学教育研究部医療学系医学部門 麻酔科学講座
pp.1212-1215
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101099
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
84歳の男性。身長162cm,体重52kg。外来通院のため自立歩行中に転倒して右大腿骨頸部骨折を起こした。胸部X線写真上,大動脈弁の石灰化を認め,心エコー図検査で大動脈弁口面積1.1cm2,左室-大動脈平均圧較差55mmHgの大動脈弁狭窄症を指摘された。心電図で左室肥大を認めた。ごく軽度の認知症がある。
Copyright © 2010, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.