症例検討 管理に悩むリスクがある患者の麻酔1
多発性硬化症合併患者の股関節全置換術―術前の神経症状を十分把握しておくこと区域麻酔は利益が上回らなければ避ける
永田 博文
1
,
鈴木 健二
1
NAGATA, Hirofumi
1
,
SUZUKI, Kenji
1
1岩手医科大学医学部 麻酔学講座
pp.1216-1219
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101100
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症例
34歳の女性。身長159cm,体重63kg。先天性股関節脱臼があり,歩行困難となったため右股関節全置換術が予定された。1年前から多発性硬化症があり,現在は複視および左上肢のしびれと軽い運動麻痺がある。半年ほど前にステロイドパルス療法を受けた。
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