特集 マンネリ化しないための継続教育
「えひめ訪問看護研究会」の轍
大西 美智恵
1,3
,
山内 明子
2,3
,
「えひめ訪問看護研究会」
3
1愛媛大学医学部看護学科
2元北条病院在宅ケア部
3えひめ訪問看護研究会
pp.38-43
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100460
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめに
午後9時過ぎ,訪問看護ステーションから,「お疲れさま! じゃ,また次回」という挨拶を交わしながら,数人の訪問看護師たちが帰って行く……。平成13年度から,訪問看護実践に役立つ感染防止マニュアルづくりのために結成された「えひめ訪問看護研究会・感染防止マニュアル作成プロジェクトチーム」の仲間たちである。5か所の訪問看護ステーションの訪問看護師と,元民間病院の在宅ケア顧問の看護師,大学の教員等,総勢9名のメンバーである。「現場で使える有益なマニュアルをつくろう」を合い言葉に,愛媛県内すべての訪問看護ステーションの協力を得て作業を進めてきた。今年中に愛媛の訪問看護師たちにマニュアルを届けるため,最終の作業に追われている。
まず最初に,「えひめ訪問看護研究会」(以下,「研究会」と略記)の現在の活動の一端を紹介した。本会はなにものにも束縛されない訪問看護師たちの自主的な会として平成8年に発足した。引き続きその轍を紹介したい。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.