徹底分析シリーズ 麻酔科医の知らなければいけない免疫
緩和ケアと免疫:自己免疫能を向上させるためにさまざまな手段を用いて疼痛コントロールを
上野 博司
1,2
,
原田 秋穂
1,2
,
細川 豊史
1,2
Hiroshi UENO
1,2
,
Akiho HARADA
1,2
,
Toyoshi HOSOKAWA
1,2
1京都府立医科大学 麻酔科学教室
2京都府立医科大学附属病院 疼痛緩和医療部
pp.894-899
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100751
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症例
60歳の男性。身長168cm,体重54kg。腹痛にて受診した。幽門部胃癌があり,肝転移,膵浸潤も指摘された。当初,手術を拒否していたが,妻の説得により胃バイパス術を受け化学療法中である。背部痛があり,オキシコドン(1回40mg,朝夕内服)が処方された。しかし,抗癌剤に代わる強い薬と思い込み内服が正しく行われていない。癌性疼痛や嘔気,便秘,食欲不振により歩行もできなくなった。
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