特集 不妊とくすりの現在 ここが変わった!治療法・治療薬から保険制度まで
さまざまな疾患と不妊 免疫性疾患と不妊
内田 浩
1
1慶應義塾大学 医学部産婦人科学教室
キーワード:
Cyclophosphamide
,
Estradiol
,
Methotrexate
,
関節リウマチ
,
エリテマトーデス-全身性
,
自己免疫疾患
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
副腎皮質ホルモン
,
不妊症-女性
,
抗リン脂質抗体症候群
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Autoimmune Diseases
,
Lupus Erythematosus, Systemic
,
Infertility, Female
,
Methotrexate
,
Estradiol
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Cyclophosphamide
,
Antiphospholipid Syndrome
,
Adrenal Cortex Hormones
pp.2579-2583
発行日 2022年9月5日
Published Date 2022/9/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022302089
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<Key Points>●自己免疫疾患の治療薬は、シクロホスファミド、メトトレキサートなど、不妊症を誘引したり妊娠に不適な一部の薬剤を除いて、その多くは妊孕性に影響しない。●自己免疫疾患の病態へ悪影響を及ぼす不妊症治療薬はないものの、素地のある自己免疫疾患の血栓生成のリスクを高めてしまうため、エストラジオールの大幅な上昇を極力回避する不妊症治療法を選択する工夫が必要である。
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