徹底分析シリーズ 脳外科手術のControversies―2
巻頭言
内野 博之
1
1東京医科大学 麻酔科学教室
pp.595
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100683
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脳を守るという信念のもとに,神経麻酔のエキスパートたちは,日々研鑽を重ねている。輸液管理から始まり,術中の血糖,脳圧管理に加えて,脳保護のためのモニタリング,軽度低体温療法ならびに術後疼痛管理まで多岐にわたってあらゆる技を駆使して安全で最高の麻酔管理を提供すべく心を砕いているのである。
その一方で,われわれは,はたしてどこまで脳保護という概念を理解し,実現できているのであろうか。本徹底分析では,脳神経外科の麻酔管理学において必要とされる概念で,長年議論が交わされてきた各命題に一定の結論を導き出すよい機会であると考えている。
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