徹底分析シリーズ セボフルラン
巻頭言
安田 信彦
1
1学校法人慈恵大学 経営管理研究室
pp.399
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100642
- 販売していません
- 文献概要
セボフルランは,世界に先駆けて日本で臨床開発を行った麻酔薬であるが,後発品も発売されるくらい人気があり,先進的な医療が行われている各国で使用されている主たる吸入麻酔薬といえる。本徹底分析でセボフルランをいまさらのように取り上げたのは,薬理学的な特性を整理し,セボフルランの特長と問題点のアップデートを行うためである。また,それに加え,医療経済面を含めて静脈麻酔薬との比較を試み,開発時などにおけるサイドラインの出来事についても触れることにした。
執筆者は,実際に研究・開発を行ったり,セボフルランばかりでなく静脈麻酔薬にも精通していたりと,教科書的なことに留まらずに,思いを込めた,さまざまな角度からの分析を狙った特集となっている。
Copyright © 2009, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.