SOAP2007年印象記
あいまいな産科麻酔の知識を確認できた暖かい視線と油断のできない緊張感漂う3日間
里元 麻衣子
1
1防衛医科大学校 再生発生学講座
pp.1234-1236
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100531
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2007年5月16日から19日の間,米国産科麻酔学会Society for Obstetric Anesthesia and Perinatology (SOAP)に参加しました。今回はいろいろなところで宣伝していたのでご存知の方も多いと思いますが,第1回日米産科麻酔ジョイントシンポジウムが開催されたことが何よりのニュースです。
5月15日SOAP前日,私は,浜松医科大学無痛分娩チームと一緒に総勢5人で,サンフランシスコ経由でカナダのカルガリー空港に到着。さわやかな青空の下,女医5人は,予約していたレンタカーに乗り込み,学会開催地であるバンフを目指しました。空港から車で約2時間,そこはカナディアンロッキーに囲まれたリゾート地,会場となったFairmont Banff Springs Hotelは,ボウ川が横切る森の中に建つ1888年に創業というロマンチックな古城風ホテル。ロビーやホールにある大きなイスに腰掛けてボーっとしているだけで,なんだかのんびりしてきます。
今回私たちはこの古城ホテルに宿泊し,SOAPに参加しようという魂胆。海外の学会初参加の私は,いったいどんなものなのかわくわくしていました。
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