症例検討 ダメージコントロール
弛緩出血:経動脈的塞栓術で止血,子宮摘出術を回避する
大島 正行
1
Masayuki OSHIMA
1
1順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座
pp.584-588
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100344
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症例
35歳の妊婦,満期産。経腟分娩後子宮内反症をきたし,ニトログリセリン投与下で整復したが,整復後弛緩出血となり,緊急子宮摘出術を申し込まれた。子宮内反症の整復およびその後の弛緩出血で約2000gの出血量となり,DICを呈してきた。まず,子宮動脈塞栓術を行い,全身状態の改善後に手術を行う。
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