症例検討 ダメージコントロール
弛緩出血:妊孕性温存が必要な場合は,TAEを選択
内田 加奈子
1
,
天野 完
1
,
海野 信也
1
Kanako UCHIDA
1
,
Kan AMANO
1
,
Nobuya UNNO
1
1北里大学医学部 産婦人科学教室/総合周産期母子医療センター
pp.580-583
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100343
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症例
35歳の初産婦,正期産。経腟分娩後子宮内反症をきたし,ニトログリセリン投与下で整復したが,整復後弛緩出血となり,緊急子宮摘出術を申し込まれた。子宮内反症の整復およびその後の弛緩出血で約2000gの出血量となり,DICを呈してきた。まず,子宮動脈塞栓術を行い,全身状態の改善後に手術を行う。
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