投稿論文 症例報告
フォンレックリングハウゼン病合併妊婦の帝王切開術後の弛緩出血に対して両側子宮動脈塞栓術が有効であった1症例
西村 祐衣
1
,
吹田 晃享
,
松岡 勇斗
,
片山 明
,
稲井 舞夕子
,
高野 洋平
1国立病院機構福山医療センター 麻酔科
キーワード:
S100 Proteins
,
産褥障害
,
分娩後出血
,
帝王切開術
,
妊娠合併症
,
免疫組織化学
,
神経線維腫症1型
,
子宮動脈塞栓術
Keyword:
Postpartum Hemorrhage
,
Immunohistochemistry
,
S100 Proteins
,
Neurofibromatosis 1
,
Pregnancy Complications
,
Puerperal Disorders
,
Cesarean Section
,
Uterine Artery Embolization
pp.763-766
発行日 2021年7月10日
Published Date 2021/7/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021264971
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近年、一部のフォンレックリングハウゼン病[神経線維腫症1型(neurofibromatosis 1)、以下、NF1]患者の血管の脆弱性が報告されている。今回、NF1合併妊婦の帝王切開術後に弛緩出血に対し、両側子宮動脈塞栓術が有効であり、良好な経過であった症例を経験した。NF1患者における侵襲的処置の際は、血管破綻のリスクを踏まえた慎重な対応が必要と考える。
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