徹底分析シリーズ 緩和医療を考える
緩和医療における麻酔科医の役割
村上 敏史
1
,
下山 直人
2
Murakami Satoshi
1
,
Shimoyama Naohito
2
1国立がんセンター中央病院 麻酔・緩和ケア科
2国立がんセンター中央病院 麻酔・緩和ケア科/手術部
pp.226-230
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100223
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【症例】
50歳の男性。他院にて2006年3月に左胸部痛を初発症状として発見された肺癌(腺癌,cT4N2M1,stage IV),多発骨転移(T5-6,T10-11,L4),多発リンパ節転移,癌性胸膜炎の症例。5月16日に精査加療目的にて当院紹介受診となった。その後,疼痛が増強したため鎮痛薬を開始するがコントロール不良であったため,5月22日緩和ケアチームPalliative Care Team(PCT)依頼となった(図1)。
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