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特集 外科医のための緩和ケア
緩和ケアにおける外科医の役割
A role of the surgeon in palliative care
山崎 章郎
1
Fumio YAMAZAKI
1
1桜町病院ホスピス科
キーワード:
緩和ケア(ホスピスケア)
,
インフォームド・コンセント
,
症状コントロール
,
蘇生術
Keyword:
緩和ケア(ホスピスケア)
,
インフォームド・コンセント
,
症状コントロール
,
蘇生術
pp.1545-1548
発行日 1995年12月20日
Published Date 1995/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902153
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緩和ケアの目的は末期の患者の肉体的・精神的苦痛をできる限り軽減し,患者の納得できる人生の完結を医師,看護スタッフ,ソーシャルワーカーなどのチームで支援していくことである.したがって,緩和ケアにおける外科医の役割とは,緩和ケアチームの一員として上記の目的達成のために,専門家としての外科医の知識や技術を駆使していくだけでなく,医師を職業とした1人の人間としての関わりが重要になってくる.そのような意識のもとに症状コントロールや誠実なインフォームド・コンセントを積み重ねていくことによって,患者に対するケアのみならず家族に対してのケアも可能な緩和ケアが成立するのである.
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