ERAS
ERASにおける麻酔科医の役割
谷口 英喜
1
1神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部栄養学科
キーワード:
医師の役割
,
インスリン抵抗性
,
開腹術
,
結腸切除
,
硬膜外無痛法
,
絶食
,
脱水症
,
内視鏡法
,
麻酔
,
輸液療法
,
チーム医療
,
周術期管理
,
術後悪心・嘔吐
Keyword:
Anesthesia
,
Dehydration
,
Colectomy
,
Endoscopy
,
Fasting
,
Insulin Resistance
,
Laparotomy
,
Physician's Role
,
Patient Care Team
,
Analgesia, Epidural
,
Postoperative Nausea and Vomiting
,
Perioperative Care
pp.135-141
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015112263
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ERASプロトコルにおいて,麻酔科医は患者の術後回復促進のために重要な役割を担う.特に,術後回復の阻害因子である疼痛,消化管機能不全および不動の三因子に対して,疼痛管理をはじめとしたさまざまな策を講じる.ERASを軸に,術者と麻酔科医が情報および技術を共有することで,周術期管理を円滑化させ安全性や治療成績の向上につながるなどの相乗効果が期待できるものと考える.本稿では,ERASにおける麻酔科医の役割を概説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2015