症例検討 不整脈
心室性期外収縮:術中の不整脈は全身病変の一つの表現形,裏に潜む原因を探れ!
井上 聡己
1
,
古家 仁
1
Satoki Inoue
1
,
Hitoshi Furuya
1
1奈良県立医科大学 麻酔科学教室
pp.602-605
発行日 2008年6月1日
Published Date 2008/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100119
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
59歳の男性。身長162cm,体重70kg。検診で早期胃癌が発見され,胃切除術が予定された。30本/日,25年間の喫煙歴がある。入院時血圧160/95mmHg,心拍数82bpmであった。検査所見上,空腹時血糖は120mg/dLであった。
経過
胃周囲のはく離中に,心室性期外収縮が頻発しはじめ,カプレットも認められた。血圧98/66mmHg,心拍数72bpmであった。
経過
エフェドリンを投与したところ,血圧は125/86mmHgと上昇し,心拍数も90bpmとなったが,心室性期外収縮は増加した。
Copyright © 2008, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.