特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第2章:循環器
[動悸]上室期外収縮,心室期外収縮
牧元 久樹
1
1自治医科大学 データサイエンスセンター/循環器内科学部門
pp.623-627
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_623
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プライマリケアでここまでできる!
・心電図検査で期外収縮の頻度やパターンを明らかにし,専門施設紹介の是非を判断できる.
・患者本人だけでなく,家族歴や内服薬についての丁寧な問診から要加療期外収縮症例を見分けられる.
ここからは専門医に任せよう!
・経過観察とすべきか判断に迷う場合,とくに65歳以上の患者には専門医での精査を勧めたほうがよい.
・若年患者でも家族歴がある場合や,期外収縮の頻度が10%を超える場合は,初回の指摘であっても専門医での精査を勧めるのが望ましい.

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