Japanese
English
論述
アトロピンの体内代謝
The Metabolism of Atropine
松田 勝一
1
Katsuichi MATSUDA
1
1新潟大学医学部薬理学教室
1Department of Pharmacology, Niigata University. School of Medicine
pp.205-212
発行日 1954年4月15日
Published Date 1954/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905767
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Atropa belladonnaや,ヒョス(Hyoscyamusniger),「まんだら」(ちようせんあさがお―Datura―の類),莨薼(はしりどころ)の藥理学的作用物質としてHyoscyamin,Scopolamin,Belladonninなどがある。この1-Hyoscyaminは抽出操作の際変化して非旋光のAtropinとなる。
つまりアトロピンは左旋光,右旋光のヒョスシアミンの混合物質である。アトロピンの化学構造は図のごとくで,Tropanのアルコール(TropinまたはTropanol)とTropa酸とのエステルである。
Copyright © 1954, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.