Japanese
English
展望
Microphysiologyの進歩
Development of Microphysiology
内薗 耕二
1
Koji Uchizono
1
1東京大學醫學部 生理學教室 若林研究室
1the Department of Physiology, School of Medicine, Tokyo University
pp.273-279
発行日 1953年6月15日
Published Date 1953/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905719
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Microphysiologyの生立ち
Microphysiologyの進歩に就てその全貌を明かにすることは筆者のよくする所ではない。ここに述べる所のものはMicrophsiologyの極く近年に於ける進歩の跡を垣間見よとするにすぎない。時間的餘裕が充分でなく,見落し思い違い等も少くないと思われるけれども,請わるるまゝに筆をとることゝする。
生理學がいささか精密科學的なニユーアンスを持ち始めたのは1871年Bowditchによるall or nothing lawの發見であると見ていいかと思う。ここに要素的な生理學のきざしが見られるのである。
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