Japanese
English
特集 第13回日本生理科学連合シンポジウム
自律神経系の電気生理学と形態学
Electrophysiology and ultrastructure of the autonomic nervous system
内薗 耕二
1
Koji Uchizono
1
1東大医学部生理学教室
1Department of Physiology, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.102-113
発行日 1964年6月15日
Published Date 1964/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902574
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I.はじめに
紙巾の関係で,ここでは問題を主として自律神経の電気生理学とその微細構造に限りたい。特に最近著者の取扱つて来ている交感神経ニユーロンとシナプスの機能と構造について考察してみることにする。
体制神経系のニユーロンとシナプスについては過去10数年にわたり,極めて精緻な電気生理学的研究が行われて来た。なかでもJ.C.Ecclesの研究がもつともすぐれており,彼の近著1)によつて我々はこの方面の最も新しい知見にふれることができる。
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