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特集 研究室で役に立つ新しい試薬
セカンドメッセンジャー関連試薬
GTP結合蛋白関連試薬
百日咳毒素(別名 Islet-activating Protein:IAP)
Pertussius toxin (IAP)
堅田 利明
1
Toshiaki Katada
1
1東京工業大学理学部生命理学科
pp.466-467
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905356
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■特性および構造
百日咳菌Bordetella pertussisが産生する毒素で,5種6個のサブユニットからなる蛋白質である。最大のサブユニット(S1)がAプロトマー,残りの5量体(S2〜S5)がBオリゴマーとして機能するいわゆるA〜B構造の毒素の一つである(図1)1)。百日咳毒素はBオリゴマーの部位で細胞表層に結合し,Aプロトマーが細胞内に侵入して毒素特有の効果を標的細胞に対して発揮すると考えられる。
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