Japanese
English
特集 細胞測定法マニュアル
細胞内ATP測定法
ルシフェリン・ルシフェラーゼ発光によるATPの測定
Measurement of ATP content by luciferinluciferase luminescence
吉本 康明
1
Yasuaki Yoshimoto
1
1関西医科大学教養部生物教室
pp.428-430
発行日 1988年10月15日
Published Date 1988/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905178
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
最近細胞のATP量を測定する方法として,ATPのみならず他のヌクレオチドも同時に測定することが可能な高速液体クロマトグラフィーが主に利用されている。また,なまの試料が使用可能なNMRによる測定もよく行われている。したがって現在では,ホタルのルシフェリン・ルシフェラーゼの発光を利用する方法はやや古典的になった感があるが,微量の試料でごく手軽に測定できる点,生きた細胞やなまに近い試料にも応用できる可能性がある点など利点も多く,この方法を利用する研究者もまだ多い。
Copyright © 1988, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.