検査法の基礎
免疫測定にかかわる化学発光法
杉山 正巳
1
1富士レビオ(株)中央研究所検査薬第二研究室
pp.699-704
発行日 1993年8月1日
Published Date 1993/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901642
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サマリー
生体成分の分析法の発達は分野にかかわらず,年々高感度化,あるいは超高感度化へと向かっている.特に抗原/抗体の定量を目的とした,いわゆる酵素免疫測定法は超高感度化への道をたどっている.化学発光あるいは生物発光を用いた酵素免疫発光測定法(CLEIA)はラジオイムノアッセイの感度をすでに追い抜いたといわれている.さらなる高感度な測定を目指して種々の発光基質,あるいは標識体の開発が行われており,これまで行われてきた比色による酵素免疫測定や環境への配慮が必要なラジオイムノアッセイに替わって酵素発光免疫測定法が広く用いられるようになるであろう.
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