特集 生物物理学の進歩—第6回国際生物物理学会議より
総説
Supracellular biophysics
堀田 凱樹
1
Yoshiki Hotta
1
1東京大学理学部物理学教室
pp.26-28
発行日 1979年2月15日
Published Date 1979/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903297
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第6回国際生物物理学会のシンポジウム23「Supracellular Biophysics」は9月5日午後3時から,大沢文夫(大阪大学)・Julius Adler(ウイスコンシン大学)・Seymour Benzer(カリフォルニア工科大学)およびMarcus Jacobson(ユタ大学)を迎えて行われた。また国際生理学連合の特別講演としてD. E. Koshland Jr.(カリフォルニア大学バークレー)も加わって5人の講演が行われた。
会の始まる前から会場のあちこちで「Supracellular Biophysics」とは何だろういう声が聞こえていた。これはなにも日本人ばかりではなく,外国人にもこの言葉は目新しいものと映ったようであった。このシンポジウムの企画者からは特別な説明も釈明(?)もないので,講演する者も聞く者も,演者リストから,その目指すところをボンヤリと推察することしかできないわけで,このようなヒソヒソ話が聞かれたわけであろう。
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