現代神経科学の源流・6
シーモア・ベンザー【後編】
堀田 凱樹
1
,
酒井 邦嘉
2
1東京大学
2東京大学大学院総合文化研究科
pp.605-610
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101800
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普段やらない研究を
酒井 堀田先生が留学中に,ベンザーとソーク研究所にいらっしゃったことがあるそうですね。
堀田 ソーク研究所には,ベンザー研究室全体で毎年夏に2~3カ月行っていたのです。これは自分たちが普段やらない研究をするというのが目的で,たぶんモノー(Jacques Lucien Monod;1910-1976)の真似でしょう。当時,ベンザーの研究室には私しかいないですから,自力でトラックの荷台にオシロスコープから一切の計測器を積んで,ロサンジェルスからサンディエゴのソーク研究所へ行きました。
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