Japanese
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特集 In vitro運動系
総説
アクトミオシン系の収縮
Contraction in the actomyosin system
丸山 工作
1
Koscak Maruyama
1
1千葉大学理学部生物学教室
pp.317-325
発行日 1979年10月15日
Published Date 1979/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903341
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1942年,ハンガリーの小都市セゲドの大学の医化学研究室で,Szent-Györgyiは,長いこと抽出してねばねばとしたミオシンBからつくった糸にATPをかけてみた***。それは,みるみるうちに収縮した。サスペンジョンでも"超沈殿"が起った。Szent-Györgyiは,直観的に,筋収縮を試験管内で再現したと思った。
しかし,Szent-Györgyiの直観がそのとおりであることが実証されるには,長い年月を要した。物理化学者はATPの電荷によるコロイドの離液にすぎないと指摘した。事実,1968年にもハンガリーの生理学者Ernstはオボアルブミンの糸がATPで短縮するのを示したくらいである。
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